カリグラフィーの世界を旅するブログ

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スティーブ・ジョブズ×カリグラフィー

スティーブ・ジョブズも美しいカリグラフィーの世界に魅了された

スティーブ・ジョブズは大学でカリグラフィーを学んでいた

Obane Junです。

私がカリグラフィーという存在を知ったのはあの有名なApple創業者スティーブ・ジョブズ氏の2005年に行われた「Stay Hungry. Stay Foolish.(ハングリーであれ。愚か者であれ。)」という名台詞で知られるスタンフォード大学の卒業式スピーチです。

ジョブズはオレゴン州ポートランドのリード大学に入学したものの半年で退学してしまったそう。

必修科目に興味が無く、両親が苦労して貯めたお金を意味のない教育に使う事に罪悪感を抱いて大学を一度ドロップアウト。自分の興味のある授業だけに潜り込んでいたそうです。

その時に潜り込んでいた授業のひとつがカリグラフィーと話しています。

“リード大では当時、全米でおそらくもっとも優れたカリグラフの講義を受けることができました。キャンパス中に貼られているポスターや棚のラベルは手書きの美しいカリグラフで彩られていたのです。退学を決めて必須の授業を受ける必要がなくなったので、カリグラフの講義で学ぼうと思えたのです。ひげ飾り文字を学び、文字を組み合わせた場合のスペースのあけ方も勉強しました。何がカリグラフを美しく見せる秘訣なのか会得しました。科学ではとらえきれない伝統的で芸術的な文字の世界のとりこになったのです”

出典:「ハングリーであれ。愚か者であれ」 ジョブズ氏スピーチ全訳

カリグラフィーがコンピューターの未来を変えた

20歳の時アップルコンピュータを設立したジョブズ。そして有名なマッキントッシュが誕生しました。そのマッキントッシュのデザイン中でジョブズはある事を思い出します。それは大学でのカリグラフィの授業でした。

“ところが10年後、最初のマッキントッシュを設計していたとき、カリグラフの知識が急によみがえってきたのです。そして、その知識をすべて、マックに注ぎ込みました。美しいフォントを持つ最初のコンピューターの誕生です。もし大学であの講義がなかったら、マックには多様なフォントや字間調整機能も入っていなかったでしょう”

出典:ハングリーであれ。愚か者であれ」 ジョブズ氏スピーチ全訳

振り返って点と点を結ぶこと

いかがでしたでしょうか。今私たちが使っているパソコンの美しいフォントの根源がカリグラフィーだったなんて驚きますよね。改めてカリグラフィーの歴史の素晴らしさを感じます。

もしジョブズがカリグラフィーについて知らなければ、パソコンに今のような沢山のフォントが無かったかもしれないですし、文字間調節機能も入っていなかったかもしれません。

そして“今していることが未来にどのように繋がっているかは、誰にもわからないということ。先を読んで点と点を結ぶことは出来ないけれど、後から振り返って初めて出来る”という言葉がとても印象的です。

このカリグラフィーの記事も、読んで頂いた方の将来の何かに繋がってくれれば嬉しいです。

今回はスティーブ・ジョブズとカリグラフィーの関係についてご紹介させて頂きました。最後まで読んでくださってありがとうございます!

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