みなさんは『カッパープレート』という言葉を聞いたことがありますか?
カリグラフィーの中で最も華麗で美しい書体と言われています。
今回はカリグラフィーの代表的な書体『カッパープレート』、そしてカリグラフィーの基礎を学ぶのにとても役立つ2021年に発刊されたカリグラフィー最新本をご紹介させていただきます⭐︎
約240ページもあるカリグラフィーの教科書
その人が自由な形で書く『モダンカリグラフィー』の本は日本でもいくつか販売されていますが、なかなか今までわかりやすく日本語訳されたカッパープレートの本がありませんでした。
しかし今年2021年1月、ドイツ出身のシュテファニー・ヴァイゲレさんの【カッパープレート カリグラフィー】の書籍が日本語訳されて発売されました。
こちらの本なんと240ページにもわたり、カリグラフィーの基礎からカッパープレートの書き方まで詳しく説明されています。
表紙にも書いてあるよう、この本を読んでいるとまるでカリグラフィーの学校に通っているような気持ちになる教科書のような本なのです。
シュテファニーさん自身のワークショプで何度も『おすすめの本』を聞かれるので自分で書いてしまおうと思って生まれたのがこちらの本だそうです⭐︎
カリグラフィー初心者にオススメ
本の始めは基本の道具やペン先のさし方、専門用語の解説など今までのカリグラフィー本では知ることのできなかった、詳しい説明が載っています。
カリグラフィー初心者の方にもわかりやすく基本的なところから細かく絵付きで説明されています。
初めてのカリグラフィーで
〝何から始めたらよいかわからない〟
〝どのカリグラフィーの本を買えば良いのかわからない〟
という方におすすめの1冊です⭐︎
カリグラフィー経験者も楽しめる!
私自身カリグラフィーを始めた頃からとても興味のあった、カリグラフィーの歴史についても細かく解説されています。
POINTカリグラフィー経験者の方は、さらに知識を深めていける1冊になっています!
こちらのページではカリグラフィーの文字の専門用語を解説してくれています♫
どのセクションの説明もとてもわかりやすいです^^
カッパープレートカリグラフィーとは
カッパープレート体とはイタリック体をベースにしたカリグラフィーのフォーマルな書体。
基本のストローク(線)が綺麗に揃っていて、気品あふれる文字です⭐︎昔は実用的な書類や契約書、手紙などに使用されていたようですが、現在は結婚式での招待状やグリーティングカード、梱包紙デザインなど様々なシーンでおしゃれに使われています。世界中のカリグラファーたちもこの『カパープレート体』を使い様々なデザインでおしゃれなアイテムを作り出しています。
AからZ、数字まで練習できる
この本では、『カッパープレート』の書き方を小文字と大文字それぞれ丁寧に1文字ずつ解説してくれています。
特に学んで楽しいのはバリエーション豊かな大文字!
スワッシュ(ニョロっと跳ねている線)を組み合わせて自由にデザインすることができるので、練習していて楽しいです⭐︎
自分のアルファベットを創造する
この本で学んで手に入れられるもの。
基本的な知識ももちろん身につきますが、どんどん学び進めていくと最後にはその時の状況に合わせて自由に文字を書き、デザインできるようなコースとなっています。
1.基礎のアルファベットの形を学ぶ
↓
2.そこから自分の美しいと思う文字の形に崩す
↓
3.自分だけのオリジナルの書体を作る
そんな楽しみを味わうことができるのです!!
そのためにはまずは基礎をしっかりと学ぶこと。
POINT『規則は破る前に学ぶ』本の中にあったこの言葉がとても印象的です。
カリグラフィーをこれから始めたいという方やもっとカリグラフィーについてもっと学びたいという方はこちらの本でさらなるカリグラフィーの魅力に触れてみてくださいね⭐︎
今回も最後までお読みくださりありがとうございます^^